車の下取りでは、下取りに出すほうとしては少しでも高い下取り金額を期待すると思います。いっぽうで下取りをするほうでは、できれば少しでも下取り金額は抑えたいと思うものです。
これはお互いの立場が違うので仕方のない面もあります。それでも下取りですから新しく車も買ってもらうことが前提となっています。ですので下取り価格もそれほどもめることはないのではというのが普通の考え方だと思います。しかし、お客さんの立場としてはあまりにも自分が思っている下取り価格とかけ離れているとそれだけで交渉が決裂する場合があるのです。ディーラー側としては新車購入の話もご破算になってしまいますので交渉決裂という結果は何が何でも避けたいところでしょう。
お互いが足下を見るということではないのですが思った金額ではなくてもプロがやることですからそれなりに根拠があることです。ですので感情的にならずにどこかで落としどころを見つけなくてはいけません。中にはとりあえずごねてみたら金額をあげてくれるのではという邪心を働かせる人もいるかもしれません。車の売買に関しては下取りも含めてごね得ということはありません。
逆にごねてしまえばそれから続く長いつきあいにも支障をきたすこともあるかもしれないのです。ものよりも人間関係のほうが大事なのは経験則からもわかることです。ですから目先の金額にとらわれずにディーラーの目を信じることのほうが大切なようなきがします。